あの夏のヨーコさん

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OLをしていた頃、ヨーコさんという先輩がいました。

蒼井優永作博美を足して2で割ったような、童顔で小動物のような可愛らしい顔。
腰までまっすぐ伸びた黒髪をいつもサラサラ揺らしていました。

その可愛らしい見た目とはうらはらに、いつもちょっぴりダルそうで、女の”業”みたいなものを多めに背負っている雰囲気。
太陽か月かで例えたら、だんぜん月!といった感じで、妖艶な色気をはらんでいるような方でした。

 

二児の母として家で使い果たしているはずのヨーコさんの母性は、ときどき会社でも溢れ出していたように思います。

 

「よくがんばってるねぇ」と遠い席から労いにきてくれたり、持参したお弁当が小さいと「もっとちゃんと食べないと…」と母のように諭してくれる。

その壮大な母性は、後輩の私だけでなく、部長でさえもたしなめてしまうようでした。

 

大人になると人に褒められたり心配されたりする機会がぐんと減るので、ムズムズうれしかった記憶があります。

さらにヨーコさんは、女子特有の「群れる」ことをしないので、自立したその姿が後輩の私にはカッコよく映り、ひそかにステキだなぁと思っておりました。


さて、ある夏の朝、制服に着替えるため女子更衣室に入ると、ヨーコさんがすでに到着してました。
ネイビーのマキシワンピースをサラリとまとって、うだるような暑さに参っているヨーコさん。

「汗が引かなくて、なかなか着替えられないよ〜」
といいながら、けだるそうにハンカチで汗をぬぐっている姿があまりにも艶めかしく、私は思春期の少年のようにフリーズしてしまったのを覚えています。

「ヨーコさん、朝から色気がダダ洩れてますよ」
思わずいった私に

「まったく~」
と苦笑いして、自分の美しさにはちっとも興味がないようでした。

あの会社を辞めてから数年。そういえばヨーコさんの連絡先も知らず、SNSでも繋がっていないので、いまや遠い記憶の中のひとだけれど、暑い夏がやってくるたびに、ふと思い出します。色っぽくて、けだるくて、やさしい女。


今年の猛暑も、さぞかしヨーコさんを美しく彩っているに違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オレンジが咲く木蓮

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子供のころ実家の庭に、木蓮(もくれん)の木が植えられていました。
春になると、色っぽい紫色の花をつける木蓮の木。

けれどその花は美しいだけでなく、どうやら味もよいらしく、お腹を空かせた鳥たちに狙われては、毎年あっさり食い荒らされてしまうのでした。

見かねた両親は、花が咲いたのを見計らって、半分にカットしたオレンジを枝に刺すようになりました。

「ほうら、こっちを食べなさい」と。

一本の木に紫色の花とオレンジが同時に咲いている、今思えばカオスな庭。
花の美しさなど、すっかり忘れてさられているような不思議な光景でした。

 

しかしそのシュールな罠は功を奏し、鳥たちはオレンジだけを食べて飛び去って行くようになったのです。完全勝利!

そんな「空腹の鳥vs木に咲かせたオレンジの戦い」を見張るのが、子供の頃のわたしは大好きでした。


あれから20年、木蓮の木はいつのまにかなくなってしまったけれど、そんなささやかな楽しみは、大人になった私の心にいまだ染み付いています。

たとえば、主人のお風呂あがり。
導線に、冷たい麦茶をこっそり置いておく。
するとそれを見つけた主人が、何も言わずにコクコクとその麦茶を飲みはじめる。

 

「やった!」

 

あの日の小鳥を思い出し、「ふふ、引っかかったな」というようなおかしな優越感に浸れるのです。

 

そして、自分が作ったごはんや淹れたお茶を、誰かが食べたり飲んだりしてる光景は、やはりうれしいものだなぁと、ほんのときどき、しみじみ思います。

夕飯づくりがめんどくさくなったら、この記事、読み返すんだ。

 

南の街からやってきた

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義兄の実家、熊本から届いたサラダ玉ねぎ。たくさん分けていただきました!

 

産地からのおすそ分けって、なんてこう心がときめくんでしょう!

そして、この新聞紙の入れ物もなんだかうれしい♡

 

実家の群馬でも、よくこんな風にたくさんの野菜を分けてもらっていました。

ちょっと出かけて帰ってきたら、ドアの前にどかんととれたての白菜が置いてあるような。

メモはないけど、きっとあの人だね、じゃあ今夜は白菜と豚肉のミルフィーユ鍋にしよっか!みたいな。

 

それらはきまって、スーパーに並んでいるようなキレイなそれとは違って、へんな形だったり、泥まみれだったり。そしてどれも、味がぎゅーっと濃いのでした。

 

いま思うとそんな暮らしは、とびきり贅沢で本当に美味しい思い出です。

 

そして、このサラダ玉ねぎ氏も、水にさらさなくてもほんとうに甘くて感激!

その名の如くサラダはもちろん、いろんなお料理に毎日活躍しています。

 

昨日は肉じゃがと、飴色玉ねぎからのオニオンスープ!

どちらも甘くてトロトロになって美味でした(๑˃̵ᴗ˂̵)

 

すっかりハマって、今夜はポトフを作る予定。

玉ねぎの芯を残したまま、四つのくし切りするあのホテルのスープみたいなやつを作りたい!

ジャガイモも大きくカットして、ウィンナーなんて丸ごと入っちゃってるやつ。

 

やっぱり、圧力鍋を使うべきかな〜。

どうしたら黄金のスープになるんだ?

もごもご…。

 

美の共有

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ご近所の青いあじさいがとってもキレイで、通るたび目を奪われます。

 

この辺りでは、こんな風に盛大に花を育てているご自宅がたくさん!

季節を感じられて、歩くだけでなかなか楽しいです(╹◡╹)

 

美の共有、ありがたいですね✨

本日発売!美雲このは(CV:上坂すみれ)2ndシングル『Docking☆Heart』

www.youtube.com

 

VPSサービス「ConoHa」の応援団長、美雲このはちゃん(CV:上坂すみれ様)2ndシングル『Docking☆Heart』、作詞させていただきました!
本日発売です♪

 

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ジャケットかわいー♪
歌詞の世界観をちりばめてくれてうれしいです!

作編曲も前作に引き続きfangさん。
とてもキャッチ―なメロと浮遊感のあるサウンドで、でもときどき泣きたくなるようなきゅんとする仕掛け。すっかりクセになってます。


そして今回この作品をつくるにあたって、ディレクターのUZAさんに大変お世話になりました。


作詞家としても活躍されているUZAさん。
なかなかOKテイクを書けない私に、いろんなノウハウを教えてくださいました。


きっと本当は音楽の専門学校とかで教えてもらうであろう貴重なレッスン。
いただいたお仕事を通していただくことができるなんて、本当に恵まれています!

 

レコーディングでも面白いトークで場を和ませてくれて、会社でいうところの尊敬できる上司みたいな方です。

そんな、私にとっても思い入れの深い2ndシングル『Docking☆Heart』。
こちらで視聴&お買い求めいただけます。

CD情報 | 美雲このはオフィシャルサイト



このはちゃんらしいとっても楽しい曲、夜空に踊るすみれ様の美声、ぜひ聴いてみてくださいね!!

 

あと、このはちゃんのツイッターもかなり笑えるのでおススメ^ ^ IT系な貴方やキャラ好きな方でなくても純粋にたのしめるトークです。ちぇけら。

PM22:00のもぐもぐタイム

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6年前に公開された『しあわせのパン』という映画を観ました。

 

出てくるパンもコーヒーもスープも全てが美味しそうで!

22:00夕飯は終わっているのに、さらにパンを焼いて、もぐもぐタイムしてしまいましたよ、、あ〜美味しかった^ ^

 

それにしても、丁寧に心を込めて作るごはんって、なんて美味しそうなんでしょ。

 

コーヒー豆を挽く音とか、パンに乗せてみる季節とか、スープの具材の切り方とか、もっと丁寧に楽しみたいなと思えた映画でした。

 

美雲このは(CV:上坂すみれ)『Docking☆Heart』予約受付中!

www.youtube.com

 

5月28日発売!

美雲このは(CV:上坂すみれ)さんの2ndシングル『Docking☆Heart』、前作に引き続き作詞させていただきました。

このプロジェクトに携わることができて、本当に幸せ!!

 

こちらで予約受付中です。

CD情報 | 美雲このはオフィシャルサイト


踊りだしたくなるようなワクワクサウンド、ぜひ聴いてみてくださいね♪

 

 

一曲を作り上げていく間、メールなどのやり取りを中心に、通常それぞれの場所でバラバラに作業をしていきますが、唯一、大集合できるレコーディングはうれしいひとときです。
バンドでは意外に味わえない新たな、ちいさな喜び。

今回も和気あいあいとした雰囲気の中、さくさく進んで、たのしかったです。

 

すみれ様ファンの皆さま、このはちゃんラブの皆さま、お楽しみにっ♡
さらに一人でも多くの方に、聴いていただけますように♪